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歌と時代の流行の移り変わりが分かるアニメ『マクロス』【SFロボットシリーズ】

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歌にストーリーに当時の流行を取り入れるマクロスから時代背景が見えるなと思ったすやまたくじです。
今回はそんな『マクロスシリーズ』の考察・感想レビュー評価について。

動画考察・感想・評価:歌&SFロボットアニメ マクロスシリーズから振り返る当時の流行や時代背景(約10分半)

マクロスシリーズとは?

マクロスとは、1982年から続くSFロボットアニメシリーズ。

SFロボットアクション・歌・恋の三角関係

がシリーズ通してのテーマ。

不定期ですが、テレビアニメ・OVA・劇場版と、様々なシリーズ作品を長く世に送り続けています。

そのマクロスなのですが、

シリーズごとにその当時の時代背景や流行を
歌&ストーリーに積極的に取り入れている

のですよね。

長く続くアニメは内容が変わらない作品が多いのでこれは珍しいなと感じます。

テレビシリーズがずっと続いている『ドラえもん』『サザエさん』『クレヨンしんちゃん』『名探偵コナン』などがその代表ですね。

無理のない程度に時代性や流行は取り入れますが、そこまで大幅に変化はさせてきません。

でも、

ドラえもんやコナンは子供向けでシリーズごとに作品を分けてないからだろっ!

とツッコミが入るかもしれませんが、

同じく不定期で続いている大人向けアニメなら『ルパン三世』があります。

また、SFロボットアニメ作品のライバル的な存在である『ガンダム』も。

この二つも変化は加えますが、マクロスほど時代背景や流行を積極的に加えてきません。

今回はそんな『マクロス』各シリーズ作品から見るその当時の時代背景と流行に注目して記事を書いていきたいと思います。

ちなみに、OVA作品はその傾向が弱いため、今回はテレビシリーズ作品のみを紹介しています。

 

超時空要塞マクロスから見える時代背景と流行

『超時空要塞マクロス』は、1982年に全36話でテレビ放送されたマクロスシリーズの記念すべき第一作。

ちなみに舞台は2009年となっています。

この第一作からマクロスシリーズの代名詞でもあるSFロボットアクション・歌・恋の三角関係が確立されています。

第一作ではメインテーマにラブコメとアイドル要素をプラス

1970年代後半~1980年代にかけては『うる星やつら』『みゆき』『The・かぼちゃワイン』などのラブコメ漫画がヒットしていた時期。

さらに、その頃は松田聖子・小泉今日子・中森明菜などのアイドルブームの時期とも重なります。

超時空要塞マクロスでは、そういった70年代後半~80年代前半の時代性と流行を歌とストーリーにガッツリと取り入れています。

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ヒロインの『リン・ミンメイ』(画像前面のアイドルっぽいルックスのキャラ)のルックスや性格なんかはまんまその頃のアイドルを彷彿とさせますし。

イメージ的には松田聖子が近いかなと。

アニメファンじゃなくても、そういった部分に注目して観ると楽しめますよ♪

なお、超時空要塞マクロスにはテレビとはストーリーが違う劇場版『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』(1984年上映)もあります。

こちらの方が完成度が高く、2時間で完結するため初めて観るならこっちの方がおすすめですね。

劇場版を気に入ったらテレビ版も。
大筋以外はストーリーが全く違うのでどちらを先に観ても楽しめますよ。

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マクロス7(セブン)から見える時代背景と流行

『マクロス7(セブン)』は、1994年に全49話をテレビ放送。
こちらの舞台は2045年で一部前回のキャラも登場します。

現実の世界でもマクロスの世界でも第1作からなかなかの時間が経過しています(その間にOVA作品はありますが)

マクロス7では、SFロボットアクション・歌・恋の三角関係に加えて、

ロックバンド&バブルのイケイケ感(放送時にはすでに終わってますが)をプラス

しています。

また、恋の三角関係も前回が女性二人・男性一人だったのに対し、今回は男性二人・女性一人の形に。

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歌に関しては前回よりもゴリ押し感が強く、ロックバンドのボーカルが主役のためか、

『俺の歌を聴けー!!!!!』

と急に現れて、戦闘中だろうとお構いなしに歌いまくるというロックなノリ?になっています。

80年代から90年代にかけては、『THE BLUE HEARTS(ザ・ブルーハーツ)』『BOOWY(ボウイ)』『X JAPAN(エックス・ジャパン)』など、個性が強いロックバンド全盛の時代ですからね~。

さらに、バブル景気時代の女性の願望を具現化した『トレンディドラマ』も全盛の時代でした。

マクロス7でもその時代性や流行が積極的に取り入れています。

ロック・トレンディ・バブリー感など、全体的に他のマクロスシリーズとは一線を画した存在となっています。

そのためか、

賛否両論が激しい!

というか、僕も最初に観た時は『なんじゃこりゃ!』って感じてましたし(笑)
しかし、話数を重ねるごとにクセになる。

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マクロスF(フロンティア)から見える時代背景と流行

マクロスF(フロンティア)は、2008年に全25話でテレビ放送された作品。
こちらの舞台は2059年。

時代設定が前回と近い影響か、マクロス7の話題や歌も何度か登場しますね(キャラは登場しません)

この作品では超時空要塞マクロスのアイドルヒロイン『リン・ミンメイ』やマクロス7のロックバンド『FIRE BOMBER(ファイアーボンバー)』はカリスマ的存在となっています。

今回はSFロボットアクション・歌・恋の三角関係に加え、

学園ドラマ・誤解・歌舞伎・歌姫二人(清純派アイドル+女性アーティスト)をプラス。

集大成的な作品となっており、今までの作品の良いとこどりを行っているのも特徴ですね。

平和な学園生活+非日常な戦闘シーンのミックスはドラマよりもアニメでよく見られるもの。

そこに、芸能活動+誤解・すれ違いなどのテレビドラマ的な要素をプラスしていますが、この部分に関しては前の2作品と比べると時代性や流行や弱いですね。

すでにドラマが多様化していたため、これ!というのが難しかったのかもしれませんね。

しかし、主人公が歌舞伎出身者という流行はしっかり取り入れています。

2000年代は歌舞伎はユネスコに傑作宣言されたり、歌舞伎役者がテレビドラマに多く進出するなど盛り上がりましたからね。

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そして、歌姫を従来の清純派アイドル(画像右が清純派)だけでなく、

浜崎あゆみや倖田來未のような男性よりも女性に人気が高いアーティスト風の歌姫(画像左)を取り入れたのも大きいですね。

『私の歌を聴けぇぇぇー!』

など、マクロス7の主役ほどではないしろ、こちらもなかなかのお転婆。

女性アーティストと歌舞伎効果か、マクロスFって他のシリーズと比べると女性ファンが多い。

僕の周りにも多く、たまに熱弁されると『お、おう・・。』と圧倒されるほど(笑)

マクロスFもテレビ版とは内容が違う劇場版『マクロスF 虚空歌姫 ?イツワリノウタヒメ?(2009年上映)』と

『マクロスF 虚空歌姫 ?イツワリノウタヒメ?(2011年上映)』の前後編があります。

 

マクロスΔ(デルタ)から見える時代背景と流行

マクロスΔ(デルタ)は、2016年に全26話で放送された作品。
こちらの舞台は2067年になります。

マクロスΔでは、SFロボットアクション・歌・恋の三角関係に加え、

アイドルグループ・ダンス・韓流的なイケメン・訛り・ヒーロー要素がプラス

されています。

今回の歌姫はソロではなく、AKB48やモーニング娘。のような5人組のアイドルグループ(ワルキューレ)の一員という点が一番大きな変化。

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歌やダンスなど、グループだとソロよりも厚みが出ますからね~。

場合によってはソロにも出来ますし、この形が一番色々と出来ていいのでは?という感想です。

ちなみに、ワルキューレにはそれぞれ戦隊ヒーローのようなイメージカラーがあり、決めポーズや決め台詞まであるので、

こちらはイメージ的に『ももいろクローバーZ』が近いかなと。

ワルキューレの方の決め台詞は、

『歌は神秘』『歌は命』『歌は愛』『歌は希望』『歌は元気』

となっています。

このパターンで自分だったら『歌は音痴』になりますな(笑)

他にも、男主人公が(戦闘機で)ダンスを行うのはEXILE(エグザイル)

敵が人間に違い人型(今までは巨人や人外だった)

その敵が韓流スターのようなイケメンという点も今までのシリーズとの大きな違いで時代性や流行を感じます。

また、ヒロインの一人が方言で話す(ゴリゴリ~!が口癖)というのも『あまちゃん』などのドラマの影響かなと。

 

マクロスシリーズの感想レビュー評価・考察まとめ

マクロスシリーズはロボットアクション・歌・恋の三角関係が楽しめるだけでなく、当時の流行や時代背景も学べるアニメ

以上、歌&SFロボットアニメシリーズ『マクロス』の感想レビュー評価・考察から振り返る当時の流行や時代背景でした。

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