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初心者でも分かるルパン三世シリーズ一挙解説。昭和から続く名作ハードボイルドアクションコメディ

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ルパンと言えば赤ジャケットのイメージが一番強いすやまたくじです。

今回はそんな『ルパン三世シリーズ』の感想レビュー評価・考察を観たことない人でも分かるようにまとめました。

動画解説:初心者のためのルパン三世シリーズ一挙解説(約21分半)

ルパン三世とは?

  • ジャンル:ハードボイルド、アクション、コメディ
  • 発表期間:1971年からテレビ・映画・OVAと多数シリーズ
  • 原作:モンキー・パンチによる漫画

モンキー・パンチのマンガを原作とした怪盗ルパンの孫:ルパン三世が主人公のハードボイルド・アクション・コメディ要素が入ってくるアニメ(シリーズによって割合が変わる)

ルパンの相棒で凄腕のガンマン次元大介、石川五右衛門を先祖に持つ剣豪:石川五ェ門、美貌を武器に時には味方、時には敵となる女盗賊:峰不二子、ルパン逮捕に燃える銭形平次の子孫の銭形警部。

このルパン一家と呼ばれる5人を中心とした物語。

1971年からテレビアニメ・映画・OVA・TVスペシャルと様々な形で長年新作が作られて続けている昭和から続く名作中の名作。

ここではちゃんと観たことがない初心者でも分かるようにこれら全てを一挙解説。

シリーズごとの簡単な紹介に加えて、独自の感想・評価・考察・おすすめも交えながら解説していきます。

ちなみに、現在はどこの動画配信サービスでもだいたいシリーズで取り扱っているため、好きな作品から簡単にチェックしやすい環境となっています。

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原作漫画

アニメシリーズを紹介する前にまずは原作を含めた漫画版から解説。

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  • ジャンル:ハードボイルド、セクシー、青年漫画
  • 作者:モンキー・パンチ
  • 掲載誌:漫画アクション
  • 連載期間:1967年~1969年・全10巻

アニメ版とはかなり雰囲気が違う全体的にダークなイメージが強い原作『ルパン三世』。

アニメでは怪盗でありながら時には人助けも行い、無益な殺しはしないといった義賊的な側面もありますが、原作版では犯罪は俺のもの、得もないのに人助けなどするかよといった感じのまさに裏の住人。

不二子に関しては仲間でない上に、固定したキャラクター設定もないほど(昭和の漫画でたまにあった登場の度に設定が変わるキャラ)

また、ユーモラスな表情を見せることはあってもギャグやコメディはほとんどなく、逆に性的描写やハードなシーンが頻繁に描かれる。

最後の最後まで裏をかく謎要素の強いハードボイルド作品となっています。

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  • ジャンル:ハードボイルド、コメディ、青年漫画
  • 掲載誌:漫画アクション
  • 連載期間:1977年~1981年・全12巻

アニメ第2シリーズに合わせて連載されたのがこちらの『新ルパン三世』

アニメに合わせて前作の5年後を舞台にルパン・次元・五ェ門・不二子のルパン一味がほぼ毎回登場する。

ファミリー向けのアニメ第2シリーズに合わせて前作よりもギャグやコメディシーンが増え、またアニメ化されたエピソードも多くなっています。

ただし、アニメと比べるとやはりハードな描写も多く、特に不二子に関してはルパンから雑に扱われることも多い。

これ以外にもモンキー・パンチ以外が描いたシリーズやスピンオフ、ルパン VS 名探偵コナンなどの映画版のコミカライズ漫画なども。

特に『ルパン三世H』ではテレビシリーズ・TVスペシャル・ゲームブック・パチンコ・パチスロと幅広くコミカライズされています。

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テレビシリーズ

ルパン三世シリーズのメインとなるテレビアニメシリーズ。

とはいえ、昭和三作以降はかなり間が空くので、1980年代後半以降からアニメを見始めた人はこっちより後で紹介するTVスペシャル版の方がイメージが強いかも。

昭和三作はゴールデンタイムに平成以降は深夜枠で地上波放送。

初心者には第2シリーズか第4シリーズから見始めるのがおすすめですね。

ルパン三世 1st series(第1シリーズ)

  • ジャンル:ハードボイルド、アクション
  • 放送期間:1971~1972年・全23話
  • アニメーション制作:東京ムービー
  • キャスト:ルパン三世・山田康雄、次元大介・小林清志、峰不二子・二階堂有希子、石川五ェ門・大塚周夫、銭形警部・納谷悟朗
  • ルパンのジャケットカラー:緑
  • 備考:演出として宮崎駿や高畑勲も参加

記念すべきルパン三世アニメシリーズの第1作。

原作のハードボイルドでアダルトな作風を受け継ぎ、中学生以下の視聴者は意識せず、大人な向けのアニメとしてスタート。

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俺の名はルパン三世。
かの名高き怪盗ルパンの孫だ。
世界中の警察が俺に血眼。
ところが、これが捕まらないんだなぁ。
ま、自分で言うのもなんだけど、狙った獲物は必ず奪う神出鬼没の大泥棒。
それがこの俺、ルパン三世だ。

次元大介、俺の相棒。
早撃ち0.3秒のプロフェッショナル、クールなガンマン。
そのうえ義理堅く、頼りになる男。

13代目石川五右ヱ門。
いにしえの大泥棒、石川五右衛門の末裔。
居合い抜きの達人。
なんでも真っ二つにしちまう、怒らせると怖ぁ~い男。

銭形警部。ご存じ、銭形平次の子孫。
警視庁の敏腕警部。
俺を捕まえるのを生き甲斐とする、俺の最も苦手なとっつあんだ。

謎の女、峰不二子。
女盗賊か女スパイか、この俺にも分からない謎の女。
いつもひどい目にあうが、憎めないんだなぁ。
俺はカワイコちゃんに弱いからねぇ。

さてさて、これら一癖も二癖もある連中に囲まれて、今週はどんな事件を巻き起こしてやろうかな?

4話以降はハードボイルドタッチのオープニングテーマ『AFRO "LUPIN '68"』(3話まではルパン三世主題歌I)と共にこんな渋い自己紹介がはいり、

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1話目ではこんなセクシーシーンが飛び出すまさに原作漫画ともまた違う大人向けのルパンといった感じ。

さすがにこの1話目を初めて観たときは度肝を抜かれましたが(笑)

が、視聴率が振るわずに中盤以降は子供向けに路線変更。

演出も宮崎駿・高畑勲に代わり第2シリーズに継承されることになるレギュラーメンバーが揃って活躍する回も増えました。

ちなみに16話以降はオープニングテーマもポップな『ルパン三世主題歌3』に変更、16話のみ銭形警部による以下のナレーションが入っています。

ルパン三世・怪盗アルセーヌルパンの孫
年齢不明・容姿端麗・知能指数300・職業大泥棒・特技神出鬼没
そのほか何でもできるので特に記さん

相棒・早撃ち0.3秒の次元大介
及び、何でも真っ二つ、居合いの名人・石川五右ヱ門

ガールフレンド・峰不二子
ただしルパンの敵に回ることもあるので十分注意されたい

以上、日本警視庁・ルパン三世専任捜査官・銭形平次七代目・銭形警部

このナレーションを聞いた時、IQ300もある大天才の部分より、ルパンって容姿端麗なのっ!?という部分に一番驚きました(笑)

ただ、これでも視聴率が回復することなく打ち切りとなってしまいましたが、後年の再放送で前半のハードボイルドな部分も含めて再評価され、第2シリーズ製作へと繋がりました。

第1シリーズも名作として評価が高く、さらにハードボイルド好きな僕としても大好物なのですが、作風が今とはけっこう違う点とレギュラーメンバーが揃う回が少ないなど中級者以上向け。

ハードボイルド好きでなければ、初心者が最初に観るのはおすすめしませんね。

ちなみにこの第1シリーズでは、五ェ門は最初は仲間でなくルパンの命を狙う殺し屋として現れたり、不二子が逆にルパンに結婚を迫って追い回したりと今では見られない貴重な場面も出てきます。

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ルパン三世 2nd series(第2シリーズ)

  • ジャンル:ハードボイルド、アクション、コメディ
  • 放送期間:1977~1980年・全155話
  • アニメーション制作:東京ムービー
  • 変更キャスト:峰不二子・増山江威子、石川五右ェ門・井上真樹夫
  • ジャケットカラー:赤
  • 備考:後に続くテレビスペシャル版などの土台となった作品

ルパンの猿顔・赤ジャケットを定着させ、お馴染みのテーマ曲『ルパン三世のテーマ』が生まれたのもこの第2シリーズ。

前作からは5年後の設定となっています。

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平成テレビシリーズでは青ジャケットに変わってますが、まだまだこの長年使われた赤ジャケットというイメージも強いですね。

内容の方も第1シリーズ後半のファミリー向けの方向性を継承。

レギュラーメンバーは基本的には全員登場する、ハードボイルドだけでなくドタバタコメディやコミカル要素を加えたその後も続く路線が確立されました。

第1シリーズから五右ェ門と不二子の声優が交代、また五ェ門から五右ェ門へと表記が変わりました(後にまた元の表記に戻る)

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また、第2シリーズでも宮崎駿(名義は照樹務)が参加しており、第145話『死の翼アルバトロス』では当時のアニメ水準の倍以上のセル画を使用し、劇場版並のクオリティを出したことで話題となりました。

さらに、その話では赤ジャケットをほとんど着用しない、デザインや雰囲気も第2シリーズよりも前年に公開された映画『ルパン三世 カリオストロの城』に近い。

敵役のロンバッハ一味や飛行シーンなど、どこか後年スタジオジブリで製作される『天空の城ラピュタ』や『紅の豚』を彷彿とさせるエピソードとなっています。

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それだけでなく、最終回である第155話『さらば愛しきルパンよ』も宮崎駿が担当。

こちらもロボット兵が登場し、ヒロインの容姿がナウシカやカリオストロの城のヒロインであるクラリスと容姿が似ていて担当声優も同じ島本須美。

『風の谷のナウシカ』や『天空の城ラピュタ』などを感じさせるエピソードとなっています。

第2シリーズは何度も再放送され、ルパン三世の中で一番有名で現在も続く土台を構築したシリーズとして初心者が最初に観るのにおすすめ。

が、全155話と話数が多いため、全部見るのがシンドイならまずは最初とこういった有名なエピソードから見るのがおすすめですね。

宮崎駿やスタジオジブリ作品が好きなら145話と155話だけでも観ておいて損はなし。

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ルパン三世 PARTIII(第3シリーズ)

  • ジャンル:ハードボイルド、アクション、コメディ、ギャグ
  • 放送期間:1984~1985年・全50話
  • アニメーション制作:東京ムービー新社
  • ジャケットカラー:ピンク
  • 備考:総作画監督を置かず前半と後半では見た目がかなり違う

ゴールデンタイムで放送された昭和テレビシリーズでもっとも知名度が低い作品。

その理由は前2作と違って地上波でほとんど再放送がされなかったから。

そのため、前2作は観たことあってもこの第3シリーズは一度も見たことないという人も多い(僕も動画配信サービスで初めて視聴)

また、版権の問題で定番となった『ルパン三世のテーマ』が使われなかったのも大きいですね。

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内容の方はシリーズの中でもかなりの異色作。

原作のスラップスティックやアダルトな雰囲気を残しつつアバンギャルドな作品、敢えて作画監督を置かない大胆な制作体制などと宣伝文句などには書かれていますが、

個人的には一番安定性がなくギャグテイストが強いというのが率直な感想です。

作風が話によって変わるのは他のルパンシリーズでもありますが、一番気になったのは作画ですね。

やはり司令塔がいないせいか一番安定していませんし、それに加えて基本となるベースデザインも後半で大幅に変更する荒業をかましました。

中盤までは上画像の原作漫画(新ルパン三世に近い)をベースとしたもの。

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で、後半がこちらのギャグタッチの強い絵。

作画崩壊したのっ!?

とツッコミたくなるレベルの変わりっぷりですがそういうわけではありません(笑)

全話で使われるオープニングテーマ『セクシーアドベンチャー』の絵も途中からこっちの形に変わってますし。

TVスペシャル版製作前の最新作でありながらTVスペシャルで採用されたルパンのジャケットはピンクではなく赤と知名度の低さを窺わせる。

また、前2作との明確な繋がりも描写されていないので単独感が強い。

そういった理由もあり上級者向き。

初心者が最初に観るのはおすすめしませんね。

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ルパン三世 PART4(第4シリーズ)

  • ジャンル:ハードボイルド、アクション、コメディ、サスペンス
  • 放送期間:2015~2016年・全26話(日本では2話未放映)
  • アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム
  • 変更&追加キャスト:ルパン三世・栗田貫一、石川五ェ門・浪川大輔、峰不二子・沢城みゆき、銭形警部・山寺宏一、レベッカ・藤井ゆきよ
  • ジャケットカラー:青
  • 備考:キャストが一新されたテレビシリーズ

ルパンが主人公のものでは約30年ぶりに製作された第4テレビシリーズ。

ルパン達の年齢は20代後半から30代前半に設定。

イタリア・サンマリノを舞台にジャケットも青に一新。

キャストも一新され、平成に入ってからの新たなルパン三世シリーズと位置付けられています。

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また、不二子以外のヒロイン:レベッカが作品全編を通して登場。

TVスペシャル版やテレビシリーズでもそのエピソードのみのゲストヒロインが出てくることはありましたが全編通しては初めてですね。

さらに物語の方も1話完結型がメインだった前3作と違い、全体を通してストーリー構成されている形。

第2シリーズから続くハードボイルドアクションコメディを主体にしつつも、謎が謎を呼ぶサスペンス性が強い作品ともなっています。

かと思えば、合間に1話完結型のエピソードも入ってきて、第20話『もう一度、君の歌声』のようなちょいとホロリと来る話などもある。

従来の形を踏襲した心機一転の平成テレビシリーズ第1弾ということもあり、『昭和の古いアニメはちょっと・・・。』という人にはこの第4シリーズをまずおすすめします。

第4シリーズはコミカライズもされています。

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ルパン三世 PART5(第5シリーズ)

  • ジャンル:ハードボイルド、アクション、コメディ、デジタル
  • 放送期間:2018年・全24話
  • アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム
  • 追加キャスト:アミ・水瀬いのり、アルベール・津田健次郎、エンゾ・上川隆也
  • ジャケットカラー:現代は青で過去でエピソードに合わせて色が変わる
  • 備考:中編と1話完結型のエピソードで構成し、過去のオマージュも随所に

フランスを主な舞台とした第5シリーズ。

今回は複数の中編(各中編の冒頭に「EPISODE○○」、最後に「EPISODE○○ Fin」の表記が入る形)と1話完結型のエピソードで構成されています。

青ジャケットに中核スタッフを引き続き起用、第1話にレベッカが写真で登場していることから第4シリーズの続編感が強い。

ただし、EPISODE Iで不二子との関係は終わったと発言していること、ルパンの代名詞である『不二子ちゃ~ん!』のセリフやダイブが登場しないことから第4シリーズからはある程度の時間が経っている模様。

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内容の方はルパンがデジタルガジェットを駆使してお宝を盗んだり、天才ハッカー少女:アミがヒロインの一人として登場。

ルパン一味だけでなく敵も電脳戦やSNSを使ってきて化かし合うなど、デジタルやサイバー要素が今までの作品よりも深く絡んできます。

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時には命だって盗むぜ

また、年齢上がっているためかハードボイルド要素が上がっているのも特徴。

テレビアニメでは人殺しはしないというイメージが強いルパン一味もパート5では時にはドライにそれを行う。

特に旧シリーズで『拙者は女は斬らん』と発言していた五ェ門が敵とはいえ女性を斬ったのは衝撃的でした。

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かと思えば、1話完結型の第6話『ルパン対天才金庫』では第3シリーズのピンクジャケットを身にまとい、その当時に流行っていた昭和ギャグやパロディが満載のコメディ回。

第5シリーズでは過去シリーズや原作漫画の歴史を全肯定する方向で、現在のルパンは青、過去のルパンを描く場合はその当時着用していたカラーにジャケットがチェンジする仕組み。

さらに過去シリーズ(原作漫画も含む)のオマージュや設定が随所に登場するなど、これまでのルパンの集大成的な作品となっています。

特に終盤の各シリーズキャラ怒涛の登場は懐かしさ爆発です。

そのため、こちらも中級者向きで初心者が最初に観るのはおすすめしませんねw

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劇場&OVA版シリーズ

映画は1978年『ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン)』から、OVAは1988年『ルパン三世 風魔一族の陰謀(OVAとして企画されたが劇場映画として公開後に発売された)』から不定期にリリースされています。

テレビシリーズと比較するとガラリと作風を変えたりキャスト一新(旧メンバーの引退とは別の)したりと実験的なものや尖がった作品が多いのが特徴。

ただ、これらは既存の作品と大きく違う中級者以上向けですね。

初心者にもおすすめなのは1979年公開劇場版第2作『ルパン三世 カリオストロの城』

第2シリーズの項でも少し触れましたが宮崎駿が監督を務めた作品ですね。

地上波で何度も再放送されているため、これだけは観たことあるという人も多い。

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銭形警部の粋な去り際や

奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です

ルパンとクラリスのやり取りなど、

ああ何てことだ…その女の子は、悪い魔法使いの力は信じるのに、泥棒の力は信じようとしなかった…少女が信じるなら泥棒は、空を飛ぶ事だって、湖の水を飲みほす事だってできるのに…

今は、これが精一杯です

数多くの名シーンを生み出し傑作として評価される一方、その当時は赤だったジャケットを緑にし、ハードボイルドな要素を減らし人情味溢れるそれまでのルパンのキャラクター像と違った演出をしたため、

これはルパン三世じゃなくて宮崎駿の作品だ!

と第2シリーズの宮崎駿が担当した回と同じく賛否両論が激しい。

とはいえ、スタッフによってルパンは作風が大きく変わっているため、僕はこれはこれで一つのルパンの形かなと思います。

そして、宮崎アニメは誰にでも見やすいという魅力がありますからね。

それ以外でも、いつもと違う渋くて切れるとっつぁんこと銭形警部が見れる『DEAD OR ALIVE』や緑ジャケットと赤ジャケットの二人のルパンの対決が見れる『GREEN vs RED』も面白いですがクセが強いのですよね~。

よって、クセが強い作品が多い劇場アニメの中では入門編としてカリオストロの城を一番におすすめします。

 

TVスペシャル版シリーズ

TV版スペシャルは1989年『ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!(上動画)』から始まり、数多く続くの作品を『金曜ロードショー(2012年からは金曜ロードSHOW!に改題)』で放送しているシリーズ。

2013年のルパン三世 princess of the breeze 〜隠された空中都市〜』までは毎年1本のペースでリリースされたため(2013年以降は不定期)、テレビシリーズよりもこっちでルパンを知った人も多いはず。

また、ゴールデンタイム放送ということもあり、シリーズの中でも最もポップでファミリー向けな内容となっています。

なので、TVスペシャルは全シリーズが初心者におすすめですね。

1作完結で内容も時系順なわけでもないのでどれから見てもOK。

奇跡の対決、開幕―

その中でも最もポップでファミリー向けなのは『名探偵コナン』との特別企画『ルパン三世VS名探偵コナン(2009年放送)』

上の動画はその後の2013年に劇場アニメとして公開された『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』はTVスペシャル版の続編となっています。

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人気タイトル同士のコラボということでこれだけでも観たくなる。

また、ルパンは見たことないけどコナンは見てるからこの作品は見たという人も多い(もちろんその逆も)

どちらにとっても新たなファン層を獲得することになった作品になったんじゃないかなと思います。

本作のルパンは銃を使うシーンが少ないなど、いつも以上に子供向けが意識されている作品でもあります。

ちなみにコナンの名称は小説『シャーロック・ホームズシリーズ』のコナン・ドイルから、ヒロインである毛利蘭はルパンの先祖であるアルセーヌ・ルパンの生みの親である作家モーリス・ルブランにちなむ。

さらにルブランは小説『ルパン対ホームズ(作者が違うためホームズは本物ではありませんが)』を発表しているなど、ルパンとコナンは作品においても浅からぬ繋がりがあります。

ルパン三世vs名探偵コナンシリーズはTVスペシャル版全1巻、映画版が全2巻でコミカライズもされています。

 

スピンオフシリーズ

ルパン以外の不二子・次元・五ェ門を主人公にしたスピンオフ。

従来のシリーズとは異なりルパン・次元・五ェ門・不二子・銭形の若い頃を描いた物語(具体的にはテレビシリーズ第1作の1話より前)

絵柄の方も原作に近いリアルタッチに描かれており、ストーリーや表現もいつもよりもかなりハード。

初心者がいきなり観るのはおすすめしない完全なる上級者向けですね。

LUPIN the Third -峰不二子という女-(テレビアニメ)

  • ジャンル:アクション、セクシー
  • 放送期間:2012年・全13話
  • アニメーション制作:TMS/Po10tial
  • キャスト:峰不二子・沢城みゆきなど、次元以外は新キャスト
  • 備考:ルパン一家で毎回登場するのは主人公の不二子のみ

言葉が強い女が、強い女じゃないの。言葉が強いのは、ただのキツイ女

謎の女:峰不二子の過去と秘密に迫るシリーズ。

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不二子が主人公ということで全シリーズNo.1のアダルトかつエロスに溢れた作品。

裸のシーンはもちろん、乳首丸出しなんかもありw

コメディはもちろん、男性陣が時折見せるハードボイルドとも違う、不二子が主人公ならではの女の世界が描かれています。

 

LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標(映画)

  • ジャンル:ハードボイルド、アクション
  • 劇場公開:2014年
  • アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム
  • 追加キャスト:クイーン=マルタ・皆瀬まりか、ヤエル奥崎・広瀬彰勇、マモー・尾花かんじ
  • 備考:PG12指定など、ルパンシリーズの中でも屈指のハードボイルド

あばよ、次元

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シリーズの中でも屈指のハードボイルドな男の世界が描かれている劇場アニメ。

テレビシリーズではコミカルな表情を見せる次元もこの作品では終始ガンマンの表情。

凄腕ガンマン同士の戦いを描く、常に漂うピリピリとした緊張感がハードボイルド好きには堪らない作品です。

 

LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門(映画)

  • ジャンル:剣劇、アクション、任侠
  • 劇場公開:2017年
  • アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム
  • 追加キャスト:ホーク・土師孝也、稲庭牧男・菅生隆之、稲庭Jr.・宮内敦士
  • 備考:PG12指定で血しぶきが上がるなど、チャンバラやヤクザ映画のようなハードさも

未熟なり、五ェ門…!

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剣豪:石川五ェ門の強さと非情さが見れる劇場アニメ。

こちらの五ェ門もテレビシリーズのようなコミカルさはなし。

敵とあれば手加減せずに非情に切り捨てる。

また、ヤクザの用心棒として雇われたこともあり、いつものハードボイルドとは違う任侠映画のような日本的ハードボイルドが見れる。

相手も刃物を使うことが多く、チャンバラ映画のような立ち回りも多く、斬ったときは血しぶきが上がるのもいつもとの大きな違い。

 

ルパン三世シリーズの感想・考察・評価まとめ

初めて観るならTVスペシャルかテレビシリーズなら第2作か4作、映画ならカリオストロの城がおすすめ。

ルパン三世シリーズのマンガ版。

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