すやまたくじのアニメ・漫画ブログ

アニメ・漫画・エンタメがテーマの動画解説付きブログ

子供を通して描く上野の日常と社会と教育論『三ツ星カラーズ』

f:id:suyamatakuji:20180320155005j:plain

この作品を見ると子供達の日常以外の裏メッセージも感じるすやまたくじです。
今回はそんな上野を舞台としたギャグコメディアニメ『三ツ星カラーズ』の感想レビュー評価・考察を。

動画解説:子供を通して描く上野の日常と社会の裏側と教育論『三ツ星カラーズ』(約15分)

三ツ星カラーズとは?

  • ジャンル:コメディ、ギャグ、日常
  • 放送期間:2018年・全12話
  • アニメーション制作:SILVER LINK.
  • スタッフ:河村智之、ヤスカワショウゴ、横田拓己、未知瑠
  • キャスト:高田憂希、高野麻里佳、日岡なつみ、玄田哲章、田丸篤志
  • 原作:漫画・カツヲ

この街の平和は私達カラーズに任せろ!

上野公園にあるアジトを拠点に街の平和を守る秘密組織カラーズ(自称)

街の平和を守るため、赤・黄・青の個性で上野を日夜(本当は夕方まで)駆け回る。

>>【原作試し読みOK】三ツ星カラーズを含むコメディ作品おすすめランキングへ

>>三ツ星カラーズを好きな動画配信サービスでチェックする

 

上野の街の平和を守るカラーズ

まずはメインとなる女子小学生三人組:カラーズの紹介を。

f:id:suyamatakuji:20180320155036j:plain

こちらがカラーズのリーダー:結衣(ゆい)、メインカラーは赤。

三人の中で一番まともで良い子の反面、泣き虫で運動神経がなく、それが原因でよく置いていかれることも。

赤でリーダーの割に赤感もリーダー感もなし。

他の二人は髪の毛から黄色や青なのに結衣のみ茶色と、なぜ赤でリーダーなのだろう?と疑問が出てくる女の子。

ただし、無意識にサラッとひどいことを言う天然な一面もあり、さらに怒らせると他の二人もびびる怖さあり(だから赤なのか?)

カラーズのツッコミ役だけど、ツッコミのセンスがなくよく二人にイジられていますが、怒るとツッコミにキレが出てくるなど色んな意味で怒らせると怖い存在。

f:id:suyamatakuji:20180320155049j:plain

次に紹介するのがカラーズのムードメーカー:さっちゃん、メインカラーは黄色。

見た目どおりのお調子者。

なぜかうんこ大好きで人前でも平気でそのフレーズを口にしたがる。

知らない大人相手でもガンガン話しかける、意外と空気も読めるといったコミュニケーション能力の高さもあります。

さらに、ハンドスプリングを決めて見せるなどの運動神経の高さも合わせ持つ黄色のカラーにぴったりの元気いっぱいの存在。

そんな怖いもの知らずでノーテンキな性格かと思いきや、自分のことをカワイイと思っており、周りにそれをアピールするなど女の子らしい一面も。

ただし、アピールする度に結衣からは『普通』と軽くあしらわれる。

f:id:suyamatakuji:20180320155106j:plain

最後にカラーズの頭脳担当:琴葉(ことは)、メインカラーは青。

ブルーらしくいつもは三人の中で一番落ち着いていて、よく事件や謎の真相に気付くことで二人に頼りにされている名探偵。

その際は『ゲームクリヤー!』とキメポーズと共に叫ぶ。

また、ゲーム大好きで常にプレイしており、頭には帽子などなにかしらの被り物を被っているのも特徴。

が、実はカラーズの中で一番パンチが効いた性格で、過激な発言や暴力で周りをあたふたさせる存在。

ドSな一面もあり、人の頭を踏みつけたがる癖を持つ(その際はドSな表情も)

ちなみに毎日のようにゲームをしているのにヘタくそで、それを指摘されると涙目になる打たれ弱い一面も。

さらにゲームばかりしているくせにワンハンドスプリングを決めるなど、さっちゃん以上の身体能力を持っている。

ゲームするより絶対にスポーツした方がいい女の子。

 

大人に怯まずわんぱくに活動

f:id:suyamatakuji:20180320155131j:plain

三ツ星カラーズはそんなカラーズの三人組が街の平和を守るために毎回勝手に活動していく物語。

子供だけで平和を守るという名の遊びを完結させず、ときには大人を巻き込むのもカラーズの凄いところ。

必要とあらば、画像のように警察官の斉藤など、ガンガン大人に話しかけていきます。

怖いもの知らずなさっちゃんや琴葉はもちろん、大人しそうに見える結衣まで。

人見知りで子供時代はもちろん、未だに知らない人に話しかけるのは苦手な僕にとってはこれだけでも勇者に見える行為(笑)

現実に街を歩いていても話しかけてくる子供なんてほとんどいませんからね。

僕はたまになぜか何もしていないのに目が合っただけで突然子供に謝られたり、怯えながら挨拶されることはありますが(きっと身長が高いせいだけだと信じたい)

三人のこのコミュ力の高さだけでも立派なもの。

f:id:suyamatakuji:20180320155148j:plain

さらに場合によっては話しかけるだけでは終わらない。

大人げない斉藤に対しては画像(もちろん武器はおもちゃ)のように戦うこともあれば、街の平和を守るためのミッションとして、また欲しい物を手に入れるために大人相手に交渉や商売も行なったりすることもある。

そんなカラーズは上野の街ですでに有名な存在となっています。

 

上野などの街がリアルに再現されている

f:id:suyamatakuji:20180320155203j:plain

メイン舞台となる上野公園はもちろん、駅やその他の名所などのスポットも実写取り込みでリアルに再現しているのも三ツ星カラーズの特徴。

f:id:suyamatakuji:20180320155221j:plain

上野以外にも近くの秋葉原などの街が登場することも。

この辺は知っている人にはなかなかテンションが上がる光景ですね。

背景に実写を取り込んだアニメは前からありましたが、2010年代後半からその技術が上がってもはや違和感がないレベル。

2000年代の作品は違和感がある作品が多かったので前は嫌いな手法でしたが、今はリアルな街を舞台とするのならむしろどんどん取り込んで欲しいぐらいw

三ツ星カラーズはほぼ外で活動しているため、こういった街並がたくさん見れるのも魅力です。

 

原作マンガ版とアニメ版を比較

f:id:suyamatakuji:20180320155504j:plain

  • 作者:カツヲ
  • 掲載誌:KADOKAWA『月刊コミック電撃大王』
  • 連載期間:2014年~

ストーリーの方はアニメでは原作4巻までのいくつかの話を順不同でピックアップしている感じですね。

順番を変えても違和感がないコメディならではの手法ですね。

いくつかの話はエピソード自体カットされているので、漫画版ではそういった部分もカバーできます。

f:id:suyamatakuji:20180320155518j:plain

また、特徴である赤・黄・青といった色が付いてないという部分も大きいですが絵はけっこう違いがありますね。

特に琴葉がアニメ版ではさらにドS面が強調されている印象を受けます。

>>三ツ星カラーズを好きな電子書籍で無料試し読みする

 

三ツ星カラーズの独自評価・考察

子供たちのほのぼのとした日常コメディの中に裏メッセージが隠れている。

それが三ツ星カラーズの裏魅力(と僕が勝手に思っています)

ここからはそう感じる部分をピックアップしていきます。

子供目線で切り込む社会の裏側

f:id:suyamatakuji:20180320155248j:plain

まず一つ目は子供たちが社会の矛盾や大人のおかしな発言にどんどん切り込んでいくところ。

三ツ星カラーズではよく子供たちが街の平和を守るため!と称して動物園や博物館など色々なところに出掛けるのですが、そんな時によく起こるのこのパターン。

これはトラが食べている骨が人のものだと勘違いして動物園の関係者に報告に行ったときの一連のやり取り。

【子供達】あっちでトラが人を食べてたぞ。

【ガイドのお姉さん】あははっ。あの骨の事?
安心して、あれは牛の骨だから。

【子供達】牛が食べられてるのに安心してられるかー!
だって牛も動物だろ?
ここは動物園だぞー!

なかなかにするどい指摘。

ついでにこの後、ガイドのお姉さんは誤魔化すためにパンダの食費はお姉さんやここで働いている職員よりも高いという悲しい社会の現実も教えてくれます(それは言うなよ)

三ツ星カラーズではこういった普段当たり前と思っていることに疑問を投げかけるシーンがそこかしこに登場します。

笑えるだけでなく、ちょっと考えさせられる社会派の一面も。

 

周りの大人達から見える子供の教育論

f:id:suyamatakuji:20180320155343j:plain

二つ目は、周りの大人や年上たちが頭ごなしで押さえつけるのではなく、子供たちの目線に立って接している点。

現在の何でも親や大人が管理する、または押さえつける教育論に物申す!といった感じに。

本当にダメなことをしたら怒るけど、それ以外は温かく見守り、ときには子供たちと一緒になってその状況を遊ぶ。

なんだか人と人の繋がりが濃かった時の下町のような雰囲気です。

f:id:suyamatakuji:20180320155358j:plain

なかには周りに呆れられる斉藤のような大人もいますが(警察官なのに)、一人はこういった人もいた方が良いということで(笑)

f:id:suyamatakuji:20180320155411j:plain

その中でも特に子供たちの一番の理解者であるおやじ(愛称)がその良い大人の典型的な例ですね。

常にカラーズの遊びに付き合ってあげ、ときには積極的に自分からお題や必要な道具を与えてあげる。

【斉藤】迷惑な遊びはやめてくれます?おやじさん…
【おやじ】子供の為だ。お前が迷惑被ろうが知った事か

この斉藤とのやり取りにおやじの懐の深さが現れています。

f:id:suyamatakuji:20180320155702j:plain

そんな伸び伸びと育てられたカラーズだからこそ、大人とも物怖じせずに話せるコミュ力の高さと大人顔負けの行動力を発揮する。

画像はハロウィンで自分たちでイベントを企画し、それに公園にいた大人たちを巻き込んだ場面。

こんなことは子供もちろん、大人だってそうそう出来る人はいない。

あれもダメこれもダメと大人から言われ続けて萎縮して育った子供ではまず無理でしょう。

成長したカラーズがどんな大人になるのか楽しみに感じる場面です。

 

意外と謎が多い三人組

また、子供達のほのぼの日常コメディでありながら謎が多いのもこの作品の特徴。

まず結衣以外はフルネームが分からない。

判明している限りでは、赤松結衣・黄瀬さっちゃん(下の名前が不明)・琴葉(名字不明)

さっちゃんに関しては親まで本名で呼ばない徹底ぶり。

他にもいつも一緒にいる三人組だけど結衣だけは別の小学校という点も気になる。

幼稚園や保育園が同じだったとしても、なぜ今のクラスメイトじゃなくてその三人でいつも遊ぶのかといった部分が。

f:id:suyamatakuji:20180320155430j:plain

さらに、さっちゃん以外は家も親も登場しないのですよね(画像はさっちゃんママ)

しかも、黄瀬フルーツを夫婦で経営しているのかなと思ったら父親は一切登場しない&さっちゃんの話題にも母ちゃんは出てくるけど父ちゃんは出てこない。

カラーズの三人が夜に出歩くなど保護者が必要な時はなぜかさっちゃんママ一人で三人の面倒を見る(一人で店をやっていたら忙しいのでは?)

単純にそういった場面は描写していないだけとも、なんだか複雑な事情があるともどちらとも想像できる感じになっています。

そして、どちらを想像するかによって作品の見え方が全く変わります。

 

三ツ星カラーズのひとこと感想まとめ

三ツ星カラーズは上野を舞台とした子供たちの日常コメディだけでなく社会の裏側や教育論も楽しめる作品。

>>【漫画版試し読みOK】三ツ星カラーズも含むギャグアニメおすすめランキングへ

>>三ツ星カラーズをお得な動画配信サービスでチェックする

>>原作マンガを無料試し読みもできる電子書籍でチェックする